コロナ→緊急事態宣言→運動不足→○○する!

来院される患者さん、

長期化する新型コロナの収束が見えない状態でかなりストレスを感じている方が多いです。

世間でも同様に、『骨折』が増えているようです。

休校明けに疲労骨折した子供のX線写真。

運動不足の蓄積で、中高年の疲労骨折が急増!?

 ステイホーム中に転びやすくなったり、よろけることが多くなったという人は、
運動不足で骨が脆くなってしまったことを疑ったほうがいいかもしれません。
昨年の緊急事態宣言が解除された6月初めから1か月半で、前年1年分の患者数に達する異常な事態。
自粛期間中の運動不足で骨の強さを維持する上で必要な生活強度すら落ちたことが原因と思われます。
子供のように激しい運動をしていないため顕在化していないだけで、
リモートワークとなり通勤時間がなくなった大人も、同様に骨が脆くなっていると予想されます。
コロナ収束後に、久しぶりの旅行や運動を考えている中高年は、今後特に注意が必要です。
軽いスクワットジャンプをして骨に刺激を
骨粗しょう症は女性に多い印象がありますが、
実は4人に1人は男性です。
しかも、男性が骨粗しょう症で骨折すると、寝たきりなど重症化するケースが女性よりも多いと言われています。
女性は検診などで骨密度を測り、早期発見して治療を始める方が多いのに対して、
男性は骨折してから気づく人が多いことや生活習慣病の合併が多いというのも特徴です。
骨の強度を維持するのに必ずしも激しい運動は必要ありません。
天気のいい日には日光を浴びながら、荷重を意識して歩くことを心がけましょう。
一日に10回ゆっくりしゃがんでジャンプするスクワットジャンプをして骨に刺激を与えるだけでも効果があると言われています。
それらを続けることで骨の強度が維持され、骨折予防に効果的です。
老後寝たきりにならないよう今から運動を。

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