シリーズ「新」ストレッチの常識②『伸びているつもりが伸びていない!?』
伸びているつもりが伸びていない!?
どこを伸ばしても「あ~気持ちいいー!」ってのがストレッチです。
もし気持ちよく伸びないなら、やり方が間違っているのかもしれません。
そのストレッチ、伸ばしたい筋肉が伸びていないんじゃ?
イメージとして、一方向にまっすぐ伸ばすイメージがありません?
コツとして、
伸ばす方向・角度を変える
呼吸を深くゆっくりする
時間をかけてじっくりと
いろいろ気持ちよく伸ばすための工夫が必要なんです。
いろいろ気持ちよく伸ばすための工夫が必要なんです。
骨盤、ちゃんと立ってます?
イラストの座った前屈、違いがわかりますか?
これ、立てると体が硬い原因がわかるんです。


要は骨盤を立てる(左)のと立てない(右)。
意識をすれば、これだけでも大きく変わります。
「ストレッチなんて無理、無理!膝も腰も痛いんだもん!」
つらい痛みを抱えている人こそ動かせる部分だけでも積極的に動かしましょう。
筋肉が緊張していると、その周囲や内部に走っている毛細血管を圧迫し、ひどくなるとケガに繋がります。
当然、血流は悪化しエネルギー源となる栄養素をスムーズに運べなくなって、老廃物が蓄積します。
このとき体に警告をするために放出されるのが、痛みを感じさせる物質です。これらが分泌されると、コリや疲労、痛みや不快感が生じます。
筋肉が緊張して硬くなり、痛みが生じたまま伸ばすと「イタタタ、もう動かすと痛いから、ヤダッ!」
でも筋肉は、動かさないと衰えて硬くなるばかり。
縮こまった状態からさらに張りが進んで血行不良は解消されないままだと、こりや痛みも消えません。
この「痛み→緊張→痛み」の負のスパイラルを断たなければ、 将来的に筋肉量減少や筋力低下を起こし、さらには自分の脚で歩けなくなるおそれもあります。
痛みの解消には、なんらかの方法で血行を改善し発痛物質の分泌を抑えることが必須。
その最適な方法が、筋肉の緊張をほぐしリラックスさせるストレッチ。
動かせる部位だけでも痛まない範囲で続けるうちに、痛みの原因部位が変化することもあります。