疲労骨折

こんにちは!!

 

今日は『疲労骨折』について

 

 

疲労骨折とは??

疲労骨折は、1回の大きな力で骨が折れる通常の骨折とは異なり、同じ部位に小さな力が少しずつ加わることで発生する骨折です。
慢性的なスポーツ障害のひとつで、ランニングやジャンプなど、同じ動作を繰り返すスポーツ選手に多くみられます。
疲労骨折が厄介なのは、痛みがあっても運動を続けられる点です。
最初のうちは骨にわずかな亀裂が入った程度でも、無理してプレーを続けていると、やがて完全な骨折に至ります。

ケガが原因で起こる外傷骨折と違って、強い痛みや皮下出血、大きな腫れを伴うことはないものの、運動しているときや圧迫したときに痛みを感じることが多いです。
痛みのある部位が腫れたり、少し膨らんだりする場合もあります。

あきらかな外傷がないため「捻挫だと思っていたら、骨折していた」というケースもあります。
からだを動かしているときに関節以外の部位にも痛みがあったり、ケガをした覚えがないのに腫れや痛みが続いたりする場合は、疲労骨折が疑われるので気をつけましょう。

 

 

疲労骨折が起こりやすい場所は?

【仙骨 疲労骨折】

歩行や走行による床反力が股関節から骨盤へ伝わり、さらに腰椎にかかる体重が骨盤へ伝わるため、両負荷の折衝部である仙骨で疲労骨折が発生します。

痛みを訴える部位は、殿部や腰、大腿上部など広範囲に及びます。

好発競技:陸上競技(特に長距離)、サッカー、バスケットボール など。

 

【大腿骨 疲労骨折】

ジャンプや着地の体荷重による上方圧力と、接地で生ずる下方からの突き上げや捻転による負荷が繰り返されることにより、大腿骨にストレスが蓄積されて起こります。

好発競技:陸上競技全般、サッカー、フィギュアスケート、新体操、エアロビクス など。

【脛骨 疲労骨折】

症状はすねの痛みでシンスプリントと類似していますが、治療法が異なります。両疾患は鑑別が容易ではなく注意を要します。

好発競技:陸上競技(特に長距離)、サッカー、野球、ラクビ―、バスケットボール、バレーボール、エアロビクス など。

 

【中足 骨疲労骨折】

足関節のアーチは、スプリングのようにショック吸収の役割を果たします。

ランニングやジャンプによって繰り返し衝撃が加わることで亀裂が発生します。

好発競技:サッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上競技、新体操 など。

【中足骨 疲労骨折】

足関節のアーチは、スプリングのようにショック吸収の役割を果たします。

ランニングやジャンプによって繰り返し衝撃が加わることで亀裂が発生します。

好発競技:サッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上競技、新体操 など。

【内果・種子骨 疲労骨折】

ヒールコンタクト時の足関節内反ストレス、足部の回内に伴う距骨の回旋、足関節過背屈、下肢のアライメント異常などが原因とされています。

好発競技:陸上競技全般、サッカー、バスケットボール など。

【肋骨 疲労骨折】

主に体幹のひねり動作などで発生します。咳のしすぎで生じる場合もあります。

好発競技:ゴルフ、テニス、体操、ウェイトトレーニング など。

【尺骨 疲労骨折】

前腕にかかるストレスが過重で高頻度な時に発生します。。

好発競技:剣道、ソフトボール、野球、テニス、バドミントン、バレーボール など。

 

 

 

疲労骨折をしてしまったら・・・

疲労骨折の場合、運動を中止して安静を保つことが大切です。
同じ動作を繰り返して発症したのであれば、その動作を1〜2ヶ月程度行わないようにすると、ほとんどが快方に向かいます。

練習などで再び同一部位に繰り返し負担をかけると、再発するケースも少なくありません。手術が必要となる場合もあるので注意が必要です。
普段から過度のトレーニングや、特定の部位ばかりに負担がかかる動作は避け、トレーニング内容に変化を持たせる工夫をしましょう。

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