シリーズ「新」ストレッチの常識①『「思い込み」から抜け出すことから始めよう』

「体が硬くなる原因は加齢」と思っている人が未だに多い

 

高齢者の患者さんからよく聴くお話です。

病院で膝やら腰やらの診察時に

「なんでこうなるんでしょうか?」

と尋ねた時に大半の医師から返ってくる返事が

『もう、歳やからなぁ』

歳をとっただけで体が硬くなれば、すべての人のすべての筋肉が年々硬くなるはずですが、

体の柔らかい高齢者は大勢います。

高齢者に限らず、若年層にも言えますが、体が硬いまま何も手を打たずにいれば肩や首、

背中のコリといった不調を抱えやすくなりますし、

体がうまく動かないことで思わぬケガをしかねません。

体の柔軟性はいつからでも改善できる

「体が硬いのは生まれつきだから、ストレッチなんて意味ないよ」。

本当にそうでしょうか。

もちろん、骨の形状や関節の構造といった遺伝的要因で可動域の狭い人はいます。

しかし柔軟性をつくる要素はそれだけでなく、運動経験やケガの有無、

生活習慣などでも差がつきます。

例えばこどもの頃からバレエをしている人は、生涯、股関節が柔らかい傾向にあります。

逆に、運動習慣のない人は関節の柔軟性が低下する傾向にあります。

つまり硬いのは、

活動量が低下し「関節可動域が狭くてもできる小さな動作」ばかりを積み重ねた結果

 

ということです。

 

ストレッチを習慣化できた人

カチカチに硬くなった体でも氷を溶かすかのようにジワジワと柔らかくなっていくという、目に見える成果が現れます。

逆に生まれつき可動域の広い関節と柔軟な筋肉があっても、

積極的に体を動かさずほぐさない人は硬くなる傾向にあります。

ストレッチには硬く縮んだ筋肉の柔軟性を取り戻す作用があり、

一説には、筋肉の緊張を緩和させる薬物療法よりも効果的とまで言われています。

継続すれば必ず、それこそ80代の高齢者でも柔軟性は保たれ、さらに柔らかくなれます。

いかに継続してストレッチを続けるかが大事になります。

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