よくある質問 『運動で健康になることを阻む「6つの誤解」』
体を動かす習慣のない人はどれくらいいるでしょう?
誤解 1
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筋トレをすると腕・脚が太くなりませんか?
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『筋トレをすると腕・脚が太くなるでしょ?』
結論から言うと、
ふつうの筋トレでは腕・脚が太くなることはあり得ません。
女性は男性ホルモンが少ないので、筋トレによって筋肉を肥大させるのは、かな~り難しいのです。
誤解 2
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脚がむくみやすいので運動したくありません
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いや、寧ろしてください!(笑)
実は、筋力が不足していることが、脚のむくみを引き起こしているのですから。
脚がむくみやすい人ほど、筋トレをして脚の筋力をつけることが大切です。
脚のむくみは脚の静脈の中を血液が重力に逆らって流れるためには、
筋肉が伸び縮みを繰り返して、血液を押し出すことが欠かせません。
その筋力が衰えると、その効果が小さくなるので、血液が滞りがちになり、脚がむくみやすくなります。
脚のむくみ以外にも、肩こりや腰痛も同じ原理です。
誤解 3
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二の腕やぽっこりお腹の“部分やせ”はできますか?
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二の腕を鍛えるトレーニングを行っても、二の腕についた脂肪を優先的に落とすことはできません。
脂肪は、体がいざというときのためにとっておくエネルギー源。
気になる部分のトレーニングをしても、そこについている脂肪が優先的に使われるということはないんです。
まず、脂肪を燃焼しやすい体にするためには、筋トレによって筋肉量を増やし、基礎代謝を上げておくことが大切です。
誤解 4
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運動してるつもりのウォーキング
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遠出や買い物時や、一駅手前で降りて歩いてるから運動してます。
じつは『自分は運動してる』と勘違いしてしまってませんか?
歩くという行為は、普段の日常生活の行動。
一つ手前の駅で降りて普通に歩いたとしても、筋肉への刺激が少なく、消費カロリーもそれほど多くありません。
健康のためにはしっかりと筋肉に刺激が入るような運動を行わなければなりません。
誤解 5
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運動すると疲れてしまうのが嫌です
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「仕事で疲れてるのに運動するともっと疲れるから嫌」
という人がかなりいます。
運動は疲れるからこそ健康につながるのです。
運動を怠ると日常生活の活動量がさらに低下する恐れがあります。
いま出来ている事がこれから負担に変わります。
そうなると、今と同じ事をしていても、いまよりもっと疲れやすくなってしまします。
体力をつけて疲れにくいカラダをつくるにはトレーニングで体力をつけるのが最適です。
誤解 6
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健康のための運動として、ヨガをやっています
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断言します。
ヨガでは筋トレや有酸素運動の代わりにはなりません。
よく、医師から筋力不足を指摘されて、
肩こりや腰痛、脚のむくみで悩んでいるという方が、
『健康のためにヨガを始めました』
と言われる患者さんがかなり沢山います。
実は、ヨガだけではそうした悩みは解決できません。
そもそもヨガは、筋肉をゆっくり引き伸ばしながら、呼吸を整えたり、
自分の内面と向き合ったりするもで、通常は、筋肉に負荷をかける抵抗運動にはなりません。
もちろん、ヨガにはヨガのいいところがあります。
否定しているわけではありませんが、健康のために行うのであれば、
筋トレや有酸素運動と併せて行うことが一番効果的です。
自重スクワットでも、まだ筋トレとしては不十分です。
そのため、運動負荷の低い筋トレや有酸素運動などで「運動してるつもり」で終わってしまう人も多いです。