カッピングってどんなもの?
【カッピングって何?】
最近、スポーツ選手やモデルさんなどがしている『カッピング』、『吸い玉』ってどんなものかご存じですか?
テレビを見ていると、スポーツ選手の身体に赤い丸のような形が付いているのを見たことがある人もいるかと思います
カッピングとは?
カッピングは、「吸い玉(すいだま)」とも呼ばれます
背中や肩、腰などに真空状態にしたカップを吸着させることにより、毛細血管内に滞っていたドロドロとした血が皮膚の表面に浮いてきます
この血を体外に排出させ血の巡りをよくすることで、肩こりや腰痛、むくみ、冷えなどを改善させていきます
吸玉は中国の伝統的な民間療法のひとつであり、中国では今でも幅広い人気があります
元々は主に治療として使われてきた施術方法ですが、ダイエットや美容の効果も期待でき、現在は治療としての手法以外にエステの分野でも女性を中心に人気を集めています
特に健康維持に気を配っている人や、体を酷使する職業の人たちにも活用されています
カラダの深部にまで強力なマッサージ効果が得られるため、筋肉が厚く通常のマッサージでは刺激が行き渡りにくいとされるアスリートたちも愛用しています
施術直後は痕が残るので、見た目には痛そうな印象を受けがちですが、実際は痛みはあまりなく心地よさも感じられる施術方法です
カッピングの効果として
カッピングの吸引による刺激は指で押すよりも引く力が強く、施術後も心地よく感じられます
多くの治療法が体の外側から内側に向かって刺激を加えるのに対し、カッピングは体の表面から外に向かって皮膚や筋肉を吸い上げていくのが特徴です
真空に近い状態にすることで皮膚が引っ張られ、皮膚の毛細血管内に滞っていた血液や老廃物が代謝のよい皮膚の表面にまで引き上げられます
血行を促進することで、肩こりや腰痛をはじめとした筋肉のこりや痛みの症状を緩和します
また、老廃物を排出して代謝を促すことから、冷えやむくみ等の改善にもおすすめです
体の深部にまでアプローチするため、表面的な症状の改善だけでなく慢性的な疲れ、自律神経の調整、ホルモンの分泌等さまざまな効果が期待できます
特に血液やリンパの流れが滞っている箇所に施術を行うのが有効です
・肩こり、腰痛に悩んでいる・生理痛がひどい・疲れやダルさがなかなか取れない・冷えやすい・朝起きるのがつらい・足のむくみが気になる方におススメです
施術後に色が変わるのは?
カップを吸着させた箇所は皮膚の付近まで血液が吸い寄せられるため、サラサラと血液が流れているところは赤くなり数日で色は消えますが、コレステロールや老廃物が溜まっていて血液がゆっくり流れている箇所は、痕が赤黒くなり、消えるまで1~2週間かかることがあります
色が濃いほど体に不調があると判断することができます
場所によって色の違いが表れるので、体の調子が悪い箇所を特定でき、目に見えて健康の度合いを測ることができます
特に色の反応がない場合、脂肪が厚すぎるか、血行が悪すぎることが原因と考えられます
カッピングを行う際は、肌の露出には気をつけましょう。
カッピングを何度か継続していくことで、濃い色をしていた箇所もだんだん薄い色へと変わっていき、痕が残る日数も短くなっていくといわれています
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