シリーズ「新」ストレッチの常識⑥しかし、そのストレッチが実は・・・!
今回で6回目になるストレッチ。
ぼんやりながら、ご理解いただけているでしょうか?
「へっへー、これでもうストレッチなんて楽勝だえ」

と考えている方、
甘~いっ!
ここからが実践的な内容です!
ストレッチ。
私たちは長らく「健康に良い」と信じてきました。
大半の人は、ランニングやウエートトレーニングの前にはストレッチをしなさいと教わっています。
しかし今では、ゆっくりと体の筋を伸ばすような「静的ストレッチ」には効果がないだけではなく、
かえって筋力が低下することがわかっています。
は?
ちょっ、待てよ(キムタク風)!

まぁ、一回落ち着いてください。
先週冒頭に言いましたが、
今までの知識はちょっと捨てちゃいましょうか。
すべてのストレッチが悪いわけではない
一般的に普及しているいろいろなストレッチは大きく分けると
静的ストレッチと動的ストレッチ
の2種類があります。
ふだんしているのは大半が静的ストレッチです。
開脚をしたり、前屈をしたり、腕をひねったりのアレです。
静的ストレッチの効果
静的ストレッチは運動後の整理運動に適しています。
筋トレや運動後に静的ストレッチを行うことで、
筋肉に蓄積した老廃物を取り除くことができ、
筋肉痛を和らげてくれる効果があります。
静的ストレッチをする際に気をつけることについて
ここが一番大事!
体が温まっていない状態で強めに静的ストレッチを行うと、
関節可動域を広げるが、同時に関節を緩めてしまうんです。
関節の「緩さ」が筋力を使う際には障害となる可能性があり、
腱や筋肉を傷める原因となります。
また、怪我のリスク以外にも、運動前に静的ストレッチをすることで、
筋肉の弾性が失われ、筋力・瞬発力・跳躍力が静的ストレッチを行った後の30分から1時間は、数パーセント落ちる
という研究結果があります。
とにかく静的ストレッチは、運動後に実施しましょう!