日本の、みなさんのフィットネスが続かない理由。
「人生100年時代」
ちょっと前に読んだ
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』
という話題になった本を読んだ時、そう書いてありました。
『医療の発展などによって、先進国においては2007年生まれの2人に1人が103歳まで生きる時代が到来する』
らしいです。
今までの80年人生設計だと、学校(小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年)を経て約20歳。
そこから仕事で40年。
その後の20年・・・でした。
今後は100年間生きることを前提に、人生設計をする必要があるようです。
『その後』の部分が注目され、再就職、再修学、旅行や趣味などに充てる時間が増えるだろうとの予測がされています。
100年の人生。しかも定年してからが40年!
その40年を有意義に過ごすかどうかは、健康なカラダに掛っています。
最近、町中に「フィットネスジム」がかなり増えているのは皆さんもうご存知だと思います。
ある調査によると、
「2010年約3,600弱の店舗数が2016 年には約5,000弱にまで増加」
との事です。
身の回りでも、「結果にコミット」しに行ったり、
暗闇のなかで自転車をこいだりボクシングしたりするジムみたいな
従来のイメージを大きく覆すような新興フィットネスクラブもあります。
これまでの総合型フィットネスクラブに加えて、
24時間営業を行うものや高齢女性層向けのものなど、
ほんとうにいろいろありますよね。
ですが、
実は
日本のフィットネスジムはある問題を抱えている
ことをご存知でしょうか。


アメリカでは17~18%、イギリスでは12~14%。
その差は明らか。また、日本の参加率は右肩上がりの状況でもなく2011年からずっと横ばいです。
その原因は・・・
「フィットネスの目的がダイエットになっている」
からです。
だから、その数字を達成したところで終了になりがちで、
その後、徐々に足が遠くなってしまうのです。
新規入会の方が一定数いるものの、
それと同じくらい退会する方がいるので、普及率という点では一向に上がる様子がありません。
「フィットネス=ダイエット」
の状況が続く限り、日本のフィットネスの普及率向上は難しいと思います。
以前にも例えばアメリカと日本の単純比較に書きましたが、
アメリカには腹筋台や吊り輪はすべり台感覚でごくごくあたりまえにあります。
老若男女、誰もがトレーニングをする文化や習慣がそこにはあります。
各地域にフィットネスを始めバスケットボールやフットボールなどが安価で体験できる
総合スポーツクラブがあり、幼い頃から家族で加入しています。
そのため、スポーツは仲間や家族と共に楽しむものという認識が浸透しており、
フィットネスはダイエットのために一時的に取り組むのではなく、
「フィットネス=健康」
として、生涯を通して体験するものという価値観が醸成されているんです。
人生100年時代、日本人の「運動」観が変わっていくにはどうすればいいか?
それは、まず自分の「今の」体の状態を詳しく理解することです。
かつて、どんなケガ・病気を経験したか。
今後、どのようなリスクがカラダに潜んでいるか。
そのリスクを回避するにはどうすればよいか。
今現在、弊院にて取り組んでいる治療はまさにこれです。
あおぞら整骨院ではフィットネス(トレーニング)は、もはや治療の一環です。
「体を動かすことを楽しむ」
そんな気付きを一人でも体験していただきたい。
もちろんその為には、健康のためにダイエットも必要になります。
これからの、みなさんの「人生100年時代」を下支えするのは、
まさに弊院のような存在だと思いながら、日々努めています。