油断してません?まだまだ恐ろしい、新型コロナ市中感染を防ぐ、4つのポイント
まず、今日特に観て頂きたい動画があります。
新型コロナウイルスの感染者数が全世界で428万人を超え、
日本では1万6700人を超えました(5月13日時点)。
日本は欧米と比較すると感染者の増加速度は緩やかですが、
経路不明の感染者が増え続けています。
今一度、感染を防ぐための
大事な大事なポイントを上げておきます。
手洗いとアルコール消毒を徹底する
外出後、帰宅したら、まずは石けんを使って手洗いを行いましょう。
指のまた、つめや手のしわも意識して、
20秒以上しっかり洗い、きちんと洗い流しましょう。
代わりに、アルコール消毒液で手や指を消毒する方法でも構いません。
アルコールや石けんの界面活性剤はウイルスの膜を破壊し、
水で洗い流すことで除去できます。
ドアノブやスイッチなど、部屋のあちこちを触る前に手をきれいにしてください。
アルコール濃度は60~95%が目安といわれていますので、
一般的な市販のアルコール消毒液(濃度70~80%のものが多い)を使用すれば問題ありません。
不要不急の外出はなるべく避けるようにしてください。
ただし、家に閉じこもっているとふさぎ込んでしまいがちになるので、適度な運動をおすすめします。
「3密」(密接・密集・密閉)を避けることができていれば、
近所の散歩は問題ありません。
家でできる筋トレやストレッチなどもおすすめです。
「正しく」マスクをつける
今日患者さんに、
「このマスク、あおぞらで買ったやつなんですけど、向きって、これで合ってます?」
と聞かれました。
意外とみなさん、ご存知ないようです。
正しいマスクの付け方は、
-
針金が上にくるように!
-
ひだが下を向くように!
です。
これ、医療従事者で間違えてる人も結構見ますけど、
それは超絶恥ずかしいです。
どうしても外出しなければいけないときは、
「自分も感染している」
と想定してマスクをするようにしてください。
自分が感染しないように注意するのは当然ですが、
万が一、自分が感染している場合に備えて、
ウイルスを他人にうつさないように注意する必要があります。
また、マスクの正しい着脱方法をマスターするのも大切です。
マスクをつけるときは、鼻筋からあごまでをカバーするようにしましょう。
鼻だけマスクから出ている人を見かけますが、それでは意味がありません。
そうならないためにも、顔に密着するサイズのマスクを選ぶことが大切です。
マスクを外す際は、ヒモをもって静かに外しましょう。
マスクの表面を触る人がよくいらっしゃいますが、マスクの表面にウイルスがついている可能性もあります。
触らないようにしましょう。
そして、外した後は手洗いと消毒をします。
「3密」を徹底的に避ける
外出先では「3密(密接・密集・密閉)」を避けてください。
「密接」を避けるのは、飛沫(口から飛び散るしぶき)への対策です。
せき・くしゃみだけでなく、他人との会話だけで飛沫は飛び交います。
飛沫を介してウイルスに感染するケースが多いので、
他人との距離は2メートル以上空けるようにしましょう。
多くの人が「密集」している場所も避けてください。
人が集まると飛沫が飛び交うリスクが高くなるからです。
大人数での会議なども避けるべきです。
「密閉」された部屋も避けましょう。複数の人がいる密閉された部屋にいると、
飛沫を介してウイルスを吸い込むリスクが高くなります。
感染リスクを減らすためには換気をよくすることが大切です。
「公共物」に触れたら、顔を触らない
「ウイルスは公共物」という考え方を持つようにしてください。
多くの人が触る場所にウイルスは多く付着しています。
電車の吊り革、エレベーターのボタン、ドアノブ、お金などを介してウイルスは人から人へと広まっていくのです。
外出する際は、ウイルスが手につく機会を減らすようにしてください。
公共物に触れたら、手洗いと消毒は欠かさないようにしましょう。
手洗い・消毒をする前に、目をこすってしまったり、
口や鼻を触ってしまったりすると、
それぞれの粘膜からウイルスが体に侵入してしまいます。
これまでは自然にしていたことかもしれませんが、
新型コロナウイルスの感染が広がり続けている以上、
どれも注意を払わなければいけないことになりました。
考え方と行動を変えなければ、感染の広がりを止めることはできません。
小さな心がけが、皆さん自身と皆さんの大切な家族、
そして社会を守るのです。